【J1第14節 】ガンバ大阪 1−1 鹿島アントラーズ
最近の2試合の流れを継続し、今節はさらにファンウィジョをベンチに置いた。
食野スタメンである。そして菅沼に代わってキムヨングォン。
前半立ち上がりからガンバは素晴らしいサッカーを見せる。
主導権を握り、高尾やヨングォンからいい縦パスが入り、
食野や倉田が受けてリズムができた。
福田も積極的な仕掛け。
そのリズムに乗ったまま嬉しい食野の先制点。
鹿島相手にこんなにうまくいくものか、と感嘆。
それでも前半終了間際に追いついてくる鹿島もさすが。
失点のきっかけになったところ、
小野瀬がサイドチェンジのボールを頭で触れずに入れ替わってしまったところは、
仕方がないところかもしれない。
ファンウィジョが途中から入ってきたが、全く何もできず。
アデミウソンも食野も状態が良いため、替えにくいとは思うけれども、
75分まで動かないのはちょっと…遅くないか。
小野瀬→田中ももっと早い時間でいい。
今回は小野瀬の負傷があって80分に田中投入に至った。

終盤にはひたすら猛攻を耐え凌ぐ時間が続いた。
一時的にボールを奪ったとしても、
そのボールが全くマイボールに感じられないほどの圧があり、
「うまく通れば」という長いボールを前線に蹴るだけとなった。
勝てるかもしれないと誇らしげに見ていた前半から、
じわじわと雰囲気を変えられて固唾を飲み続ける展開に持っていかれる格好に。
鹿島さん、やっぱり強いですわ。
町田のヘディングがバーに直撃したり、
レアンドロのパスミスにより絶体絶命のピンチから救われたりと、
普通に負けてしまってもおかしくない試合だった。
負けなかった要因として、ガンバ有利のジャッジが多かったことも挙げられるかもしれない。
「いやあ、鹿島さん、ごめんなさいね」と思ってしまうくらいに
疑惑のジャッジはほとんどガンバ有利のものだった。
こういう試合で勝ちきることができるのが強いチームなのだろうが、
今は勝ち点1をいただけて、3戦負けなしという結果になったことを前向きに捉えるしかない。
若い選手が躍動して前向きな材料が多い中で、
遠藤の使い所がないところとファンウィジョがイマイチという点は
悲しいところである。
遠藤を使わなくていいくらいに矢島が本当に良くなっている。
パスだけでなく守備も頑張ってくれるところは頼もしい。
現時点の順位を気にする必要はないが、これだけ悪くないサッカーをしていても15位。
14位から18位まで勝ち点13で並んでいる。
得失点差でなんとか降格圏を免れている状況。
今年も残留争いは熾烈を極める予感がしているから、
なんとしても早めに上に行ってしまいたい。
代表ウィークで少し時間が空くが、
チャンスをもらっている若手が今のまま調子を維持してもらえると、
必ず浮上できるという確信がある。
それにしても、食野はいい選手になったなあ。