2018 J1第5節 FC東京 3-2 ガンバ大阪
長谷川健太との対戦。
スタメン紹介時にガンバサポーターは彼に対して当然のごとくブーイングを浴びせた。
力の入るゲームになるのかと思いきや、反対に力の抜けたような立ち上がりにサポーターは失望する。
前半の2分と12分に失点。あっという間の2点ビハインド。2012年の記憶が蘇る。
ファンウィジョの気迫の2試合連続2ゴールが生まれたものの、報われない。
最下位にいるため、チームとしてこれ以上落ちようがないと思われていたが、
このゲームでより不安要素が増えたように感じた。
その最たるものがCBである。
ファビオと三浦のコンビは盤石のものだという気がしていたのだが、
軽いプレーやパスミスによりチームの流れを悪くした。
三浦のフィードはガンバ入団当初が一番良かったのではないだろうか。
新加入のマテウスジェズスのデビュー戦となった。
中盤で強い体を生かしながらボールをキープし、落ち着いて周りを使うプレーが見られたので
十分計算のできる選手であるという印象。今野が年間通して計算できなくなってしまっただけに、
攻撃参加の面も含めてよりフィットしてもらいたい。
若手を積極的に使うクルピの采配は、勇気あるものとして称賛されるものだろうか。
長い目でクラブを成長させるために若手の台頭はなくてはならないものだし、
若手が成長するためには試合で使っていくことが必要であることは間違いない。
しかしながら、監督に求められることは、目先の結果というものも重要なのではないだろうか。
このゲームでは森勇人を起用した。彼のプレーが悪かったとは思わない。
それでも最近好調だった泉澤を起用しなかったことには疑問が残る。
前半に藤春の負傷交代というアクシデントはあったが、
後半の得点が欲しい時間帯での森の投入はどれだけのサポーターが賛成しているだろう。
この采配で勝利していればこのような話にはならない。サッカーは結果のスポーツである。
ボールの流れを停滞させがちの倉田をスタメンに据えたことにも反対のサポーターはいるだろうし、
中村や初瀬をスタメン起用しないことに腹を立てているサポーターもいるだろう。
反対に、若手の積極的起用を歓迎し、負けても仕方がないと現時点では余裕を見せているサポーターもいるだろう。
1つ聞きたい。
クルピだから許しているのではないか?
何ひとつ実績のないセホーンはリーグ3節が終わった時点で首を切られた。
クラブを長期的に育てた実績のあるクルピは5節を終えた時点で勝利なし。1分4敗である。
強化部がまともな仕事をしていないことにも不満はあるが、このゲームを終えた感想としては、
クルピを信じなくなるサポーターが今後増えていくかもしれないと感じたことが一番で、非常に残念だった。
不満を叫び始めているサポーターをそろそろ結果で黙らせてはくれないだろうか。