名古屋の元ブラジル代表FW獲得は最終段階。年俸は税抜き3億5000万円程度か
名古屋がジョーの獲得に乗り出しているという報道。
プレーを見たことはほとんどないのだが、さすがに名前は知っている。
そこで、非常に魅力的なニュースであることに間違いはないし、
さすが名古屋、金持ってるなあと感心もするのだが、「おや?」と思うところもある。
名古屋は今年から風間八宏監督を据えてJ2を戦った。当然優勝を狙ってシーズンを戦ったのだが、
意外なことに苦戦し、プレーオフを勝ち抜いてかろうじてJ1昇格の切符を手にした。
なぜ苦戦したか?
その答えは考えるまでもなく失点の多さだろう。
42試合で65失点を喫している。
(参考までに、1位の湘南は36失点、2位の長崎は41失点である)
風間監督らしいといえばそれまでなのだが、「相手より点を取ればいいだけ」という考え方ではJ1で結果は出ない。
ガンバ大阪が2012年から2014年にかけてそれを証明しているのだが、名古屋はそれでも攻撃にこだわるのだろうか。
面白いほど失点を重ねる守備陣にテコ入れはもちろんあると思われる。
名古屋がストライカー不足に頭を悩ませているという印象はなかったのだが、この度、ジョーの獲得の噂が出てきて正直驚いている。
そのお金を守備の補強に当てた方が現実的にチーム作りはしやすいのではないか。
いろんな意見があるとは思うが。
ただ、Jリーグを大きくするためには、ビッグネームを獲得するのは1つの手である。
それは間違いない。
Jクラブは多いため、いろんなスタイルがあっていい。名古屋が守備を捨てて攻撃に全勢力を注ぐのであれば
それはそれで面白いとは思う。
「守備の方が大事じゃないですか?」と名古屋に尋ねたいが、「攻撃をしたいんです」と答えられておしまいかもしれない。
ジョーが本当に来るのかはわからないが、名古屋がJ1でどう戦うか、非常に興味がある。