欧州CL第1節 リヴァプールvsセビージャ 2−2
ミュージックステーションに好きなアーティストが何組も出演するとする。その回を現代の若者はおそらく「神回」と呼ぶ。その「神回」は終始楽しめることだろう。目的の歌手が1組終わってもまだ他にも目的が残っていることは非常に嬉しいことである。社会人にとっての3連休にも似た感覚があるかもしれない。1つが終わってもまだもう1つ、そしてまたもう1つが残っている。
好きなものが1つ終わってもまだ他に好きなものが残っている喜び。
これには多くの人に共感してもらえると信じている。
何が言いたいかといえば、リヴァプールにもこの感覚に通ずるものがあるように感じたのだ。
1つの楽しみが終わってもまだ他の楽しみが残っている。
リヴァプールの前線のメンバーの話である。
マネとサラーが攻撃のキーマンとなり、チームを引っ張る。彼らのプレーには大変感心する。
うまいだけではない。相手のゴール前でボールを奪われ、エンゾンジがカウンターの始まりを作ろうとしていたところで彼にタックルし、ボールを再び奪い返したのはサラーであった。結果的にサラーはそのままシュートに持ち込み、ラッキーな面もあったがゴールに吸い込まれた。
マネは何度もボールに絡み、何度もこちらはワクワクした。本当によく絡んでいた。
そしてリヴァプールのすごいところは、この両選手を交代できる戦力を持っていることだ。彼らに変わってスターリッジとチェンバレンが出てきた。面白い。
1つの楽しみが終わってもまだ他の楽しみが残っている。
試合は上記の2選手の活躍やPK失敗、セビージャの監督の幼稚な行為による退席処分など見所は多かった。
総じて思ったことは、リヴァプールがワクワクするチームであること。
エンターテインメントとしてもかなり面白いチームであった。
リーグ戦も観てみよう。