サガン鳥栖の火事場の馬鹿力的な終了間際の得点は何度も見たし、
それがあまりに劇的なものだからサポーターはその度にサポーター魂を鷲掴みにされてきたのだろう。
今回はそれが、”あってはならない形”で起こった。
J1残留争いの渦中にある中で首位FC東京との一戦。
鳥栖としては勝ち点3を取れれば最高であるが、なんとしても1は取りたい…というところ。
セットプレーで先制を許すが、後半40分に豊田の同点弾が生まれる。
これが”あってはならない形”?いやいや、本題はこのあとである。
後半45分+5分。小野のFK。ファーサイドに上がったボールを高橋秀人が頭で落とす。
中央には豊田と金井。
①オフサイド気味の豊田の②手に当たり、③またまたオフサイド気味の金井が触れてゴールに。
”あってはならない形”となったのはこの3つの判定のポイントがあるため。
これは明らかな誤審であろう。
微妙なオフサイドや微妙なハンドの見逃しは何度も見たことがあるし、
リプレイで見てようやくわかるレベルであれば、その度に文句を言われる審判の方々を気の毒に思ったものだが今回はそれとは違う。
正直、オフサイドもハンドもわかりやすいものだったように思える。
当然FC東京の選手たちは猛抗議。佐藤隆治主審は副審に確認をした上でゴールを認めた。
最初のオフサイドを見逃してしまったとしてもハンドは見えなかったか。
ハンドを見逃してしまったとしても最後のオフサイドはわからなかったか。
そもそも最初のオフサイドは副審の角度からよく見えるようにも感じる。
「ブラインドになって」という言い訳は使えない。
どうしても不満は主審に集まるものだが、今回は主審のチームとしての大きなミスだったのではないか。
来季からVARが導入されることが決まっているが、今回の判定は「VARがあれば…」なんてレベルの話ではない。
はっきりと目に見えるレベルのものを一瞬で3つ見逃したことになるのだ。
おそらくVARが導入されても誤審は思ったほどには減らないのではないかとさえ思う。
いろんなものが発展している世の中で、審判のレベルは著しく下がっていると感じざるを得ない場面が非常に多いのは残念である。
#Jリーグジャッジリプレイで取り上げて
とこの場面がTwitterに多く投稿されるのだろうが、番組で取り上げたところで何かが解決されるわけではない。
審判団の音声が残っていればそれは聞いてみたい。もしかするとゴールの判断に至った経緯の、納得できる部分が一つでも見つかるかもしれない。
それにしてもFC東京さんは不運。苦しくなりましたねえ。