ツネ様のタイムリミット

【J1第9節】ベガルタ仙台 2−1 ガンバ大阪

 

覇気のないリーグ戦が続く中。数日前のルヴァン杯で微かな光を見出せたことで、

逆襲のきっかけとしたい仙台戦だった。

 

スタメンには矢島を起用。遠藤がベンチスタート。

磐田戦で効果的なパスを配れていた矢島の起用に反対はしない。

 

右SBに米倉。左SBにオジェソク。

ウィジョとアデミウソンの2トップという構成。

 

CKからヨングォンのヘディングで先制したものの、攻撃の形はイマイチ作れない。

後方から長いボールを蹴って、ファンウィジョを走らせたり、

アデミウソンのフリックでチャンスを作ろうとするくらいしかできない。

 

試合を通して矢島は味方と連携が合わない場面が散見された。

後半の20分くらいに遠藤に交代させてもよかったと思うのだが、

実際に遠藤が投入されたのは後半34分。

得点が欲しい時間帯でアデミウソンに替えての投入だった。

 

終了間際に長沢に決められて終戦。

まさにチームの低調ぶりを象徴する試合で、怒りと失望が渦巻き、

そろそろ宮本監督を擁護できなくなってきても致し方ない。

 

2トップの技術に頼るしかない攻撃には限界がある。

守備面では、仙台の攻撃もそれほど完成されていないこともあって、

ミドルシュートを東口が確実にキャッチしてくれれば特に怖くはなかった。

それでも不調なチームならではというのか、

前半の終了間際になんでもないミドルシュートを三浦が頭で触り、

コースを変えてしまって失点。

後半終了間際にも隙が生まれて押し込まれた格好となった。

 

長沢の得点が決まった瞬間のユアスタの歓喜が爆発する瞬間というのは、

アウェイサポーターをとことん遠いところまで追いやって、

まさに意気消沈させるに十分すぎるものだった。

 

宮本監督に求められるものは変わりつつある。

昨季、ガンバの復活劇を目の当たりにしたことで、

周りは今後のガンバの復権を託すようになった。

『タイトル獲得』

『世代交代』

これが今や、

『残留争いに巻き込まれないこと』

に変わっているのではないだろうか。

 

昨季は9連勝で我々は夢を見た。

今季は第9節を終えた時点で2勝6敗1分である。

ほとんどメンバーは変わっていない。

高や矢島を育てなければならないことは確かだが、

多くの勝ち点を失うことをひたすら黙って見ていられるほど私は我慢強くない。

 

次節は好調の長谷川東京。

あと3試合ほど今の状態を続ければ、本意でないが、

宮本恒靖解任論を叫ばなければならなくなる。

 

もうすぐリーグ戦の3分の1が終わる。




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