大阪ダービーは90分の戦いではない。

J1第29節 セレッソ大阪 0-1 ガンバ大阪

 

大阪ダービーは単純に大阪の2クラブが試合をして終わるものではない。

大阪ダービーの始まりはキックオフの笛ではない。

ダービーウィークという言葉を一部の人が使っているように、

一週間程度サポーター同士がSNS上で相手クラブを罵るところから

大阪ダービーは始まる。

お互いがお互いのことを蔑み、気にくわない点やバカにしたい内容を

味方のサポーターと共有し、満足感を得る。

これもダービーの醍醐味なのかもしれない。

気合の入り具合を示すために試合前にはサポーターによるコレオグラフィーが披露される。

 

ガンバのコレオは堂々たる『大阪』。

セレッソのコレオは『PRIDE』。

 

「プライドwww」というようなツイートを見かけた気はしたが、

まあ別にこれはとやかくいうほど面白いものではない。個人的に。

 

さて、試合はDAZNで見てもらいたいのだが、ガンバサポーター目線で言うと、

選手たちが生き生きとしていて楽しく見られたのが一番良かったというのが第一の感想。

相手陣内でパスが回り、その中心には必ず遠藤がいるという喜び。

ファンウィジョ不在で奮起が期待されたアデミウソンの得点。得点以外の動きも非常に良かった。

 

5連勝。今シーズンにこんなことができるとは夢にも思っていなかった。

降格を覚悟していた時期があったことを考えるとそれはもう嘘のようで、

今はいかに早く残留を確定させられるかを考えてしまう。

このまま駆け抜けてしまいたい。そして来季はこの勢いを持続してシーズン序盤から

突っ走りたい。今はそんな期待を胸に抱く。

 

試合後には試合の感想や審判についての文句、

「ガンバに負けたら〇〇やるわ!!」となぜか試合前にTwitter等で宣言していた人に対する

「さあ、やれよ」的なやりとりが交わされる。

大阪ダービーは夜まで続く。





 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です