J1第26節 ヴィッセル神戸 1-2 ガンバ大阪
前節の川崎戦で3バックに手応えを感じ、
さらにその安定性を高めようと考えたのだろうか。
宮本監督は今野をCBで起用するというサポーターにとっては良い思い出のない
禁じ手に打って出た。
サポーターの嫌な予感は当たるもので、前半に先制を許し、
不安定な戦いを見せる。
後半に4バックに変えて今野をボランチに。
すると、攻撃の流れができて早い時間に倉田の同点弾。
そしてその後に倉田が左サイドを抜け出してファンウィジョに合わせて逆転。
試合終盤にもチームを引っ張る10番として輝いた。
(これを毎試合やってくれたらなあ・・・)
この逆転勝利は残留争いにおいて重要なポイントとなりそうである。
というのも、長崎と鳥栖がまさかの勝利で、
ひょっとすると残留争いにおいていかれていた可能性があったのである。
下位クラブが揃って勝つことで残留争いは混乱を極める。
今節でついに残留争いの沼のすぐ上にいたクラブを巻き込むことに成功した。
調子の上がっていなかった柏が今節敗れたことにより、16位に転落。
17位のガンバとの勝ち点差は2。
さらにその柏と鳥栖、マリノス(1試合未消化)が同じ勝ち点である。
残留争いの沼から抜け出す可能性を見出した今節。
チームとしての士気が上がる勝ち方で、明るい材料が非常に多い。
藤春の走行距離が12キロだったことにも、気持ちが表れているように感じる。
次節はアウェイ清水戦。
3連勝したい。抜け出したい。
最後に念押し。
今野はボランチで。