なぜ今、ニューカッスルを観るのか -甲子園理論-

 

プレミアリーグが開幕し、Jリーグサポーターもなんとなく嬉しい。

プレミアは基本的に週末の深夜に試合が行われて観やすいことと、

缶ビールを飲みながら夜更かしできる「プレミア感」を

感じられることも魅力の1つである。

 

さらに今季は武藤がニューカッスルに移籍。

吉田麻也や岡崎慎司もプレミアに長くいるが、

贅沢なことにそのことに慣れてしまっている。

 

先日のカーディフ対ニューカッスルの試合で、

0−0で迎えた後半ATに武藤が相手のハンドを誘い、PKをゲット。

このPKを左利きのケネディがぎこちなく蹴ってキーパーに阻まれ、

勝ち越しのチャンスをふいにした。

これに対して、私を含め日本人のサッカーファンはがっかりしている。

FC東京のサポーターががっかりしているのであれば理解できるが、

特に武藤を応援しているわけではない人たちまでがっかりするのは、なぜだろう。

 

そもそもJリーグクラブのサポーターは地元のクラブだからという理由で

応援している場合が多い。

甲子園が盛り上がるのも、地元の高校を応援しようという人々の気持ちが

火種となっている。敗退した高校の県民が同じ地方だからという理由で、

トーナメントに勝ち残っている高校を応援するケースも少なくない。

 

また、ジャイアントキリングを期待して応援する場合もある。

日本人は特にドラマチックな展開を期待する傾向があるかもしれない。

強いチームと弱いチームの試合では、後者が応援される場合が多い。

今回の甲子園の決勝、大阪桐蔭高校と金足農業高校の試合でも、

後者を応援する雰囲気が確かにあった。

 

このように、自分の馴染みのある地域で、かつ語弊をおそれずに言えば弱者である場合、

その人(チーム)は多くの声援を受けるものである。

 

さて、話を戻すと、日本人のサッカー選手はまだ世界的に見れば「弱者」の立場にある。

世界という強豪を相手に、日本人が立ち向かっていく姿・活躍する姿。

それはまさに日本人が応援する条件に当てはまる。

だからこそ、1回でもいいプレーを見せて欲しいし、得点に絡めば大喜びである。

Jリーグの中では地域がその所属クラブの「県」にある程度限られる。

日本人選手が世界に飛び込めば、その地域が「国」に広がる。

国全体から応援されるのだ。

 

2010年頃から急激に海外移籍する日本人が増えたが、

まだ世界で継続的に活躍している日本人選手は少ない。

そして、ドイツよりもなんとなく馴染みのあるプレミアリーグ。

応援する条件は整っている。

大多数のにわかと同様に、私もここまでニューカッスルの開幕からの2試合を観ている。

ホセルとアヨセペレスがスタメンで使われているが、

絶対的な存在ではない。武藤の出番は必ずあるし、

スタメンに名乗りを十分にあげられる環境である。

 

…と大多数のにわかと同じように考えてしまうのである。

海外の日本人を応援したくなる気持ちの駄文。以上。