頼もしい男 キャプテン・ポグバ -プレミア開幕-

プレミアリーグ第1節 マンチェスター・U 2-1 レスター

 

W杯を終えて短いオフを過ごし、気がつけば開幕。

選手にとっては酷なスケジュールで日程は進むが、

ファンにとっては待ちに待った開幕である。

 

注目のスタメン。目を引いたのはポグバだろうか。

コンディション面に不安があると見られていたが、前半からフル回転。

開幕戦の気合いなのか、キャプテンマークがもたらす使命感なのか。

前半3分のPKを皮切りに、随所で輝いた。



新戦力のアンドレアス・ペレイラとフレッヂが同時に起用されたが、

この試合での評価の明暗は分かれたかもしれない。落ち着いて長短のボールを蹴りわけ、

効果的なパスを見せたペレイラと、ボールロストが目立ったフレッヂ。

 

ラッシュフォードの印象が最も良くない。

スピードを活かせる場面がほとんどなく、前線からの守備の貢献度はすこぶる低く、

後半22分にルカクに替わった。相手のDFにプレッシャーをかける意識を上げなければ、

序列が下がることはいうまでもない。

 

レスターは頼もしいマグワイアとモーガンのCB。

ヴァーディはベンチスタートでイヘアナチョが先発した。岡崎はベンチ外。

ヌディディとアドリアンシウバのボランチ。マディソンがその前でプレーした。

左SBに入ったチルウェルが積極的にオーバーラップを仕掛け、

良い攻撃のチャンスを生み出したが、最後のクロスが課題だろうか。

全体を通して攻撃の迫力は出なかった感はある。

途中から右サイドに入ったゲザルのドリブルは面白いが、

マフレズの抜けた穴を埋めることには苦労すると思われる。

 

2−0の終盤、ヴァーディが執念で1点をもぎ取ったが、

ユナイテッドのCBバイリーの壁を破ることには手を焼いた。

リンデロフのカバーをそつなくこなす足の速いバイリーの存在は大きい。

モウリーニョはCBの補強を希望していた。

この試合のようにセットプレーでも安定した守備を見せられれば

安心なのだが、今後最も恐れるべきことはバイリーの怪我であるかもしれない。

デヘアの好セーブにも助けられ、ユナイテッドはなんとか白星スタート。

 

シティの独走を阻止しなければならないシーズンであるが、

今のユナイテッドは圧倒的に強いわけではない。

献身性のないFWやミスの多い中盤の選手がいて優勝は不可能である。

 

ただ、今日のポグバがシーズン通して調子を維持できれば、

何が起こるかわからない。

それくらいにキャプテンポグバは素晴らしい活躍を見せたのである。





 

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