イニエスタの神戸移籍が実現し、日本のサッカーファンの頰が緩んでいるタイミングで、
ハリルホジッチ前日本代表監督が日本サッカー協会を相手取り、提訴した。
理由は明確。
突然の解任と協会の納得のいかない説明に対し、
名誉毀損に当たるとしている。
ここで目を引くのが
ハリル側が慰謝料1円を求めていることである。
何かの間違いであるかのような数字であるが、
これは「お金目的ではない」ことを示すためであるという。
選手とのコミュニケーション不足が原因であるとの説明があったが、
これで納得しろという方が酷である。
協会が大好きな本田や香川を
ハリルがW杯本戦に選びそうにないことが原因ではないかなど
ネットでは様々な憶測が蔓延している。
あくまでも解任の真相を明らかにしたい一心での提訴。
既にW杯後の監督を日本人にする意向を示しており、
W杯で実績のある外国人監督を身勝手な理由で解任した協会の
呆れた仕事ぶりには日本サッカーの足を引っ張っているではないかと
ツッコミを入れたくなる。
慰謝料1円が実現すれば、協会に非があったことを認めることとなる。
1円支払えば面倒なことが済むと思ってはならない。
この提訴で真実が明らかになるのか注目である。
数十年後の日本サッカー界から見れば、
2018年は笑い者扱いされてもおかしくない年になりそうである。