J1第9節 ベガルタ仙台 0-3 ジュビロ磐田
快晴のユアスタ。
私は仙台在住のガンバサポーターである。
大阪ダービーを夜に控えていて前日から落ち着かなかったのだが、
仙台にジュビロ磐田が、中村俊輔が来るということで急遽、気が向いた。
当日券を購入し、最近にしては薄めの服でスタジアムに乗り込んだ。
仙台は開幕から好調で、第8節を終えた時点で2位だった。
しかしながら仙台ではサッカーよりも楽天の野球の方が人気があるためか、
好調のクラブを応援しようと、観客が増えるわけではない。
さて、試合は後半にバランスを崩した仙台が3失点を喫し、敗戦。
どちらを応援するわけでもない第3者の立場で観るサッカーも面白いものである。
試合前にちょっとした面白いものを見た。
試合前から両チームのサポーターが応援歌を歌う。
仙台サポーターが1つの応援歌を歌い終わったときに
磐田サポーターが応援歌を歌い始めた。
するとそれがたまたま仙台サポーターが歌い終わったばかりの応援歌と同じメロディーの応援歌だったのである。
それに気づいた仙台のコールリーダーが「あれを聞きましょう」と呼びかけた。
磐田サポーターがその応援歌を歌い終わる頃に、「もう一度!」と仙台サポーターがさっきと同じ応援歌を歌った。
応援合戦を見て、これを面白いと感じるかどうかは人によるのだろうが、
これが現地観戦の1つの楽しみ方でもある。
試合については仙台がこれほどの点差をつけられるとは思わなかったが、
それとは別に、仙台の人はもう少しベガルタ仙台を現地で観てもらいたいと思った。
仙台は組織的なサッカーをしていて魅力的であるし、サポーターは温厚であるし、
スタジアムは非常にピッチを見渡しやすい。
スタジアムまでのアクセスは悪くない。
仙台駅から地下鉄で泉中央駅に向かい、そこから少しだけ歩くのだが、埼スタよりも日産よりも
パナスタよりも混雑せずに行ける印象がある。
そもそもスタジアムに足を運ぶ人の数が違うといえばその通りなのだが。
たまには応援しないクラブの試合を観てみるのもいい。
サッカー好きの楽しみ方の1つである。暇で仕方がない日があれば試してみてほしい。