J1第1節 サガン鳥栖 1-1 ヴィッセル神戸
動画はこちら→ 『J1第1節 鳥栖vs神戸』
Jリーグが開幕。史上初の金曜ナイトの開幕戦。
サッカーを観戦するには少し寒い気候であるが、この日の仕事の休みを取って鳥栖に乗り込んだ
神戸サポーターは少なくないだろう。
鳥栖はイバルボが欠場。
フィッカデンティ監督がインフルエンザにかかってしまっていて、
コーチが指揮をとった。開幕戦で監督がインフル欠場。これも史上初かもしれない。
神戸はポドルスキとハーフナーが先発。ウェリントンはベンチスタートだった。
試合はあっという間に動いた。
2分も経過しないうちに神戸に新加入した那須がPKを献上。
それを今季の大暴れが期待される19歳レフティーの田川が落ち着いて決めた。
その後も主導権を握ったのは鳥栖。
神戸はボールをなんとなく回して、その最中に不用意なパスミスからカウンターを受ける場面が散見された。
ポドルスキは自由を与えられている。といえば聞こえは悪くないのだが、
吉田監督にポドルスキを駒として操る力がないだけなのではないかと感じる。
コメントに精神論が多いのもそう感じる理由の1つである。
鳥栖のGK権田は以前よりも不安定になってきた印象。ファンブルからあわや失点の場面があったし、
その他にも自信のなさを感じさせるものがあった。
それでも失点は権田に大きな責任はない。
点を取らなければならない神戸は後半にウェリントン、小川、ティーラトンを投入。
ティーラトンのFKは可能性を感じたし、ウェリントン、ハーフナーがいる地点にハイボールを放り込むところに迫力があった。
結果的にウェリントンの粘りの落としから、ハーフナーの程よく力の抜けたボレーが良いコースを抜けて決まった。
鳥栖としては後半に押し込まれたのは仕方がないが、
それまでの主導権を握れていたところで追加点を取りたかったところであった。
田川と小野が生き生きとプレーしていたのは好材料。
両者ともうまくいかないところはあったが、
ようやくJリーグが始まったのだというわくわく感を確かに感じられた。
次はイバルボを見たいし、ポドルスキのゴールを見たい。
サポーターはそんなことを考えながら金曜日の夜、家路につく。
Jリーグ2018シーズン。今季はどんな名勝負を見られるだろうか。