【2018シーズン展望 その17】
サガン鳥栖といえば豊田がエースで、上げられたクロスを
彼が頭でゴールに押し込む印象が鳥栖の得点パターンだという印象があった。
しかしながら、戦術は変わるものである。
エースのゴールは激減したが、順位は3つ上げた。
クラブとしては成功である。
それが原因なのかはわからないが、豊田が期限付きではあるがクラブを離れることとなった。
彼に依存しなくても試合を作れることを昨季証明し、昨季の大半のメンバーが残留したことにより、
今季のステップアップが期待される。
豊田はいなくなるが、イバルボ、小野、原川などタレントはいる。
今季加わった高橋秀人も十分計算できる選手である。
キムミンヒョクやちゃんスンヒョン、チョドンゴンなど韓国色の強いクラブであり、
外国人が馴染みやすいと思われる。
マッシモフィッカデンティ監督は就任3年目を迎える。
イタリア人らしく、守備からサッカーを作っていく形はチームに浸透してきた。
昨季の守備ベースを保ったまま、得点を上積みしたいところである。
マリノスでデビューした時に面白い存在だった小野裕二に一皮剥けてもらいたい。
守備が整備されたクラブは強い。エースが抜けた穴を埋めるべく、
鳥栖らしくハードワークを見せてさらなる躍進に期待したい。