何度目かの「今年こそは」 -ヴィッセル神戸-

【2018シーズン展望 その15】

「今年こそは」

何度この言葉を繰り返してきただろう。

実力者を補強し、今年こそはタイトルを獲ると意気込み、

開幕戦から好スタートを切るもいつの間にか失速。

最終的に安定して中位に落ち着くというシーズンの繰り返しである。

 

そしてシーズン開幕前のこの時期。やはり期待値は高い。

ウェリントン、那須、ティーラトン、チョンウヨン、三田を獲得し、充実の戦力を整えた。

FWだけでも豪華である。

ポドルスキ、ハーフナーマイク、レアンドロ、ウェリントンの中から選んで2トップを形成する。

監督はOBの吉田孝行である。監督経験が浅く、個性の強いFW陣のマネジメントができるかという点において、不安はある。

今季チームの結果が出なければ、夏にはレアンドロやハーフナーは他クラブの補強リストに入るだろう。



 

ティーラトンがどれだけ馴染めるかにも注目である。

ACLのガンバ戦でFKとCKを直接決めた場面は鮮烈な印象が残っている。

悪魔の左足と恐れられるこの選手のセットプレーは、中村俊輔のそれに匹敵するほどの期待があるだろう。

 

これで強くならなければ笑い者になると言っても良いほどの羨ましい戦力の充実である。

「今年こそは」本当に強い神戸が見られるかもしれない。




 

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