ショッキングなオフを乗り越えて -横浜F・マリノス-

【2018シーズン展望 その8】

昨季は意外な上位進出をしたマリノス。

中村俊輔の移籍が話題を呼んだが、安定した守備を武器に、5位フィニッシュ。そして天皇杯は準優勝だった。

 

衝撃的なニュースが走ったのは今オフ。齋藤学の川崎への移籍である。

「裏切られた」とショックを感じたサポーターは少なくないだろう。

俊輔が移籍し、そのショックを乗り越えてクラブの次の顔は齋藤学だという雰囲気はあった。

ただ、齋藤はなかなか得点を奪えず、終いには負傷離脱でシーズン終盤はピッチの外で試合を見守った。

クラブにはクラブの顔となる選手がいる。

川崎であれば中村憲剛だし、鹿島であれば小笠原満男、ガンバであれば遠藤保仁。

移籍するわけがない選手たちである。




 

そんな「顔」が2年連続で他のJリーグクラブに移籍したクラブ(そしてサポーター)のショックは計り知れない。

 

次の顔は誰だろうか。中澤は鉄人としてクラブを代表する選手であることに間違いないが、

世代交代も考えて若手を顔とすべきである。

顔になりうる選手を挙げるとすれば、天野純だろうか。

タイプは中村俊輔に近い。左利きで、さらさらの髪型である。

彼がもう少し得点に絡めるようになってくれば、クラブの中心選手として認められるだろう。

 

マルティノスの離脱は痛い。大津祐樹が加わるが、近年のパフォーマンスを考えれば、それほど大きな役割は任せられないかもしれない。

アンジェポステコグルー監督を招聘し、どのようなサッカーをするのか注目が集まる。

 

期限付き移籍から復帰した仲川や若い遠藤渓太のブレイクにも期待したいところである。

ショッキングなオフを過ごしたマリノスの躍動は、天野の成長にかかっているだろう。

新たなエースの誕生にも期待し、チャレンジのシーズンに臨む。




 

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