盤石の残留へ -清水エスパルス-

【2018シーズン展望 その10】

優勝争いと同様に、いや、それ以上に残留争いは紙一重である。

ギリギリの戦いの中で、ギリギリの残留に持ち込んだのが昨季の清水である。

今季も目標は残留であろう。

昨季広島を残留させたヤンヨンソン監督が就任し、楠神やクリスランを獲得。

また、石毛が期限付き移籍から復帰し、新しいシーズンを迎える。

 

犬飼が鹿島に移籍し、その穴を埋めるのはファンソッコだろうか。

長らくJリーグの経験しているため、守備の要としての責任を託すことに不安はない。

フレイレや角田の調子を見極め、安定した守備の構築を手堅く成し遂げられるかが、残留の鍵となる。




 

エースは鄭大世。責任感の強いファイターは今季も泥臭くゴールを目指す。

そこにクリスランがうまく溶け込めることができれば、脅威の2トップを形成することができる。

そして北川や白崎が一皮剥ければ、チームは面白くなる。

 

確かな力を持っているクラブは「本来の力を発揮できれば」という期待をするのだが、

清水に関しては「通常以上のパフォーマンスを見せること」が期待される。

クラブ規模の差の哀しいところではあるのだが、クラブとしての通常の力しか出せなければ、

再び残留争いに巻き込まれる。

新加入選手のフィットや若手の成長と躍動があってこそ、クラブの力は引き上げられ、

中位以上に進出することができる。

 

サイドからのクロスに鄭大世やクリスランが飛び込むという攻撃スタイルを見せると考えられる。

クラブの成長がかかる注目のシーズンである。




 

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