【2018シーズン展望 その9】
湘南が帰ってきた。
鮮やかな緑色のユニホームを身にまとい、ピッチ上で選手たちがとにかく走り、躍動するサッカーを今年はJ1で観られるのだ。
監督は7年目を迎えるチョウキジェ。
クラブのサッカーが作り上げられる毎に選手を引き抜かれながらも、湘南スタイルを継続してきた。
今季は梅崎やミキッチなどの実力者を補強。
残留することが現実的な目標となるだろう。
山田直輝が浦和に戻ったことは痛手だろうが、代わりに浦和から加入した梅崎が攻撃の鍵になるだろう。
浦和の選手層に埋もれていた梅崎は、湘南ではほとんどレギュラーで試合に出られると考えられる。
2015年はJ1復帰1年目で残留を成し遂げた。それどころか8位という驚きの中位フィニッシュだった。
このシーズンには遠藤航や永木、三竿がいた。クラブ規模を考えると選手が他クラブに移籍してしまうことは
今後も避けられないと考えられるが、それに我慢強く耐えながら湘南は走るしかない。
他に加入した韓国人FWのイジョンヒョプの力は未知数。188cmの体格は魅力的である。
彼が10得点ほど取れれば、湘南の残留は早いうちに決められるだろう。
柏から加入した小林や新潟から加入した大野にも、期待は集まる。
大野に関しては湘南在籍の経験があり、湘南のサッカーを知っているため、
サッカーを理解するのに時間はかからないだろう。
戦える選手が求められる湘南ベルマーレ。
本当の勝負のシーズンの始まりである。