隙と緩慢 ジャカミドル

プレミアリーグ第19節 アーセナル3-3リヴァプール

 

1つのきっかけでサッカーが変わること、サッカーの怖さに焦点が当てられる試合だった。

リヴァプール優勢のまま試合は0−2でアウェイチームのリードで試合は進んでいた。

アーセナルはチャンスらしいチャンスを作れず、熱心なサポーターの気持ちを削ぐような

酷いパスミスが散見された。サポーターはがっかりしていただろう。

前半終了時のブーイングがそれを物語っている。

 

サラー対策で、アーセナルの左SBにはナイルズが入った。若い選手である。

サラーとの一対一にはなんとか対応しているように見えたが、

彼の頭越しを狙われる場面がいくつかあった。

結果的にはサラーに1得点と1アシストを許した。

 

流れは1つのプレーで変わった。

アーセナルの右サイドからクロスが上がる。そこにはリヴァプールのゴメスがいた。

余裕を持ってヘディングでクリアできるところである。ゴメスはボールを待つように

直立で構えた。

そこでサンチェスが一瞬のうちに前に入り、トンビが人間の食べ物をかっさらうように

ヘディングでゴールに叩き込んだ。

一瞬の出来事である。

サッカーの怖いところはここからで、勢いづいたアーセナルはそこから5分間のうちに2点を追加し、

あっという間にスコアを3−2とした。5分間の逆転劇である。

 

ただ、アーセナルの甘いところはやはりなくならない。

サラーが中にボールを運び、エムレジャンに横パスが通る。

その間になんとセンターバックとサイドバックの間でフィルミーノがフリーになっていたのだ。

当然そこを突かれ、同点弾を浴びた。

両者とも相手DFの緩慢な対応があったからこそ取れた点があったのは間違いない。

隙を逃さないという言い方もできるのだが、プレミアでもあんな守り方してしまうのだから

Jリーグで同様のミスが生まれてもしょうがないなと諦めてしまうかもしれない。

サッカーは相手のミスが生まれないと得点が生まれないスポーツなのかもしれない。

 

 

私はどちらのサポーターでもないので客観的に面白い試合だったのだが、アーセナルサポーターは

どこかやりきれないモヤモヤを抱えた試合になっただろう。

試合を見ていない方はジャカの反則的な無回転ミドルだけでも見てもらいたい。

 

さて、今夜はクラシコだ。