終了直前に2種類のどよめき…3位名古屋が岡山との接戦制して7戦無敗
記事のタイトルは非常に重要である。
情報社会で数ある記事の中で自分のものを読んでもらうためには
興味を引くタイトルをつけることはコツの1つであろう。
しかし、興味を引きたいがためにタイトルと内容が合っていないことがある。
また、記事の内容の一部を抜粋し、偽りではないのだが誤解を招くタイトルをつける記者もいる。
ここで紹介した記事は本日行われた名古屋vs岡山の試合の記事である。
1点を追いかける岡山の選手が後半終了間際に惜しいシュートを放ったことに焦点を当てている。確かに惜しいシュートだった。提示されたATは5分で、そのシュートは4分50秒ごろに放たれたものだった。
グラウンダーのシュートはポストに当たり、岡山のサポーターは悔しがり、名古屋のサポーターは安堵した。当然である。
これを「2種類のどよめき」と表現し、タイトルにしてしまっているところが癪に障った。
シュートが外れ、あるいはゴールが決まったとして、両サポーターが対照的な反応をするのは当たり前である。これはシュートに限ったことではない。
こんな当然な反応を、あたかも珍しいことが起こったように表現して、
記事を読んでもらおうとするところにこの記者のレベルの低さが表れている。
記事を書くのは自由であるが、それを仕事としている以上は、
プロとして過度な誇張をせずに物事を表現するべきである。もし変わった表現をすることでしか書けないのならばやめたほうがいい。それ以上の成長はない。