突然の公式発表。
今シーズン途中で鹿島を解任された石井さんが大宮の監督に。
来シーズンからではなく今から指揮をとるのだそうだ。
大宮は3節を残して17位。残留ラインの15位とは勝ち点差4である。
非常に厳しい条件である。15位の甲府は残留のプロであるから尚更このミッションは難しいものである。甲府が3連敗でシーズンを終えるとは思えないから、大宮は残り3試合で2勝はしなければ残留できないとほぼほぼ考えてよい。
石井さんは鹿島を離れてからも鹿島の試合にはお客さんとして足を運んでいた。
鹿島の年間パスを持っているのだそうだ。熱心なファンである。
大宮がこのタイミングで監督交代に踏み切ったのは、残留のためというよりも来季を考えた上でのことだろう。「残留させてくれ」というのではなく、「これからクラブを任せたいからもう今からお任せします。残留させてくれたらもちろん嬉しいです」くらいの考えではないだろうか。
今から残留を達成必須の条件とはしないだろう。率直に言って無理である。
石井さんはもちろん現状を十分に理解した上で仕事を引き受けているはずである。
来季はおそらくJ2。J1で強豪を率いているところを見ていたいものだが、どこのクラブでもやりがいはあるだろうし、実際にこれから大宮を率いる石井さんは楽しみである。
と言って見たものの、何が起こるかわからないのがJリーグ。残りの3試合、大宮にも注目をしつつ、シーズンを締めくくろう。