漠然とした無気力

J1第26節 大宮戦 2−2引き分け

ガンバ大阪は今、何をモチベーションにしているのだろう。
サポーターは何を期待して試合を見るのだろう。

試合を見ながらそんなことを考えていた。
スタメン発表、ベンチメンバー確認時にも特に感想はない。
妹尾と赤崎にはどうせ出番はない。

ここ数年はありがたいことに優勝争いをしていたため、
夏が終わって秋に差し掛かるこの時期というのは
比較的楽しく試合を見ていた覚えがある。

シーズン終了後の監督の退任が発表され、
メディアは次々と次期監督の候補をあげ、サポーターの期待と不安を煽る。

試合内容は淡白で要所要所で感心するようなプレーが飛び出すことは
なくはないのだがそれでも全体的な印象として、このチームの現状に期待はない。

古い話だが、北京オリンピック開催直前に日本のスタッフが
現地で取材をしている番組を何気なく見ていた。
オリンピック開催に伴い、旅行客が爆発的に増える。
そのため新しいホテルの開発が進んでいて、
確か番組内ではいくつかのホテルの内部を紹介していた。

その番組の中で印象に残っていることがある。
取材をしている時期はオリンピック開幕2週間前あたりだった。
しかし、その直前期にまだホテルの建物を作っている段階の業者がいたのだ。
間に合うわけがない。
当然業者もそれはわかっている。恐ろしく無気力に満ちた顔で作業をする業者の顔が
テレビに映し出された。

それを見た当時に何を思ったかよく覚えていないが、
ガンバ大阪の現状としてはこれに近いものがあるのではないだろうか。

無気力。

選手のやる気が見えないというのではない。
サポーターの応援歌の声が小さいというのでもない。

しかし、試合を見ていながら感じる漠然とした無気力感。
なんのために勝つのだろう?とふと考える。

こんな状況に陥ることはあまりなかったのである意味新鮮なのだが、
2014年の後半戦のようなワクワク感をもう一度味わいたい。

今後の期待としてはルヴァンカップが一番大きいのではないだろうか。
もちろん天皇杯もそうである。

リーグ戦を捨てるにしてはまだ早すぎるので個人的な目的を持って
リーグ戦を見ることにはするが、それでも来年はまた新たな監督のもと
優勝争いをするガンバを見たいものである。