『透明カメレオン』道尾秀介
装丁にあるように、ラジオDJのお話です。
仲の良い友達のエピソードをおもしろおかしく語るDJ。その友達というのは、行きつけのバーに集まる仲間たち。
悩み一つ抱えていないように見える彼ら
DJの話
これには実は前向きに生きていくための秘密が隠されていたんですね。
道尾さんが初めて「読者のために書いた作品」という作品。道尾さんは基本的に自分が読みたいものを書くというスタンスなので、これは珍しいことです。
読み終えると
前向きに生きるって大事だなあと考えます。
そしてタイトルの意味がよくわかります。
話の中にカメレオンはエピソードの一つとして出てくるだけです。
人のための嘘をつくことに感動する作品です。