staph   道尾秀介

『staph』道尾秀介

これを読んだ頃は社会人1年目で苦しくて辞めたくて仕方なかったものです。(結果的に辞めました)

ですので表紙を見るだけでもその当時を思い出します。
この作品は移動デリのお姉さんのお話です。大きな車を借りて、お弁当を作って外で売るのです。料理の描写がいくつもでてくるのですが、これがまたおいしそう。

道尾秀介初の女性が主人公の作品ということで注目されました。

物語の鍵になるのは、愛情。

クールな少年が最後に見せる意外な一面にグッときます。

自分でも気づかないうちに心の中に

ある感情が生まれ

それがいつの間にか大きくなっている。

そんなことありますよねえ。

読み終わったあとに作品のタイトルの意味を調べてみたら「なるほどなあ」と。

このstaphという単語の意味を知らない方は読み終わってから調べてみてください。

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