本が売れなくなっている….らしい。
電子書籍が少しずつメジャーになってきている影響か、
もしくはそもそも世の中の人が本を読むことが少なくなってきているのか。
はたまた面白い本が登場しなくなってきているせいなのか。
理由は判然としませんが、本が売れない時代になっているそうですね。
そんな時代の流れに逆らうように私は紙の本を買って読みます。
電子書籍にチャレンジしたことは1度だけありますが、
「本を読んでいる感じがしない」のが率直な感想。
私は主に小説を読みますが、ただ文字を目で追うだけでは
その本の世界にのめり込むことができません(個人の見解)。
本を1ページずつ捲っていくことでようやく物語の世界にのめり込むことができます(もう一度言いますが個人の見解です)。
そんなわけで、本棚のスペースが1冊分1冊分と狭くなっていっています。
本棚に本をずらりと並べるのも趣味の延長ですね。
規律を守ってまっすぐに並ぶ本の背表紙を目で辿るだけでも
心が落ち着きます。
「なにそれ」と言われてもおかしくはないですね。
遠くに移動するときに私は飛行機内や電車内で読書をしています。
すると、その後にその本を目にすると、
「これを読んだのは大阪に行く飛行機の中だったなあ」
なんてことを自然と思い出すのです。
高校生の時に聴いていた音楽を数年後に聞いて
「高校を思い出すなあ」と感じたことのある人には
共感してもらえるかもしれません。
上にあげた写真に映った本は、ほとんど大学生の時に読んだものです。
アルバムを見るような感覚なので、不思議と本棚を眺めるだけで
読んだ当時のことを思い出してほんわかしてしまうのです。
ただ、冒頭で言ったようにこの時代に
「私は本を割と読むよ」
という人は多くありません。
「最近読書にはまっているんだ」という友人が現れたことはありましたが、
その人の家に行ってみると本が数冊あっただけで、
『ハマる』という言葉の定義がわからなくなったことはあります。
私は今20代半ばで、周りには本よりも漫画を好む人の方が圧倒的に多い。
そのせいで、話についていけないことが多いのですよ。悲しいことに。
漫画の話で盛り上がる人はいくらでもいますが、
小説の話で盛り上がる人はなかなかいないですよね。
読書サークルみたいなところに入ればまた別なのでしょうが。
それでも私は話題のネタにするために小説を読んでいるわけではないので、
今更本から漫画にシフトするようなことはありません。
(漫画が嫌いというわけではないですよ〜)
本を読みたいけどなにを読んでいいかわからないという人がいると信じて、
また、そんな人の0.01%でも役に立てればいいなと思いまして、
本の紹介をすこ〜しずつしていけたらなあと思っています。